2013.02.27

透湿防水シート

最近、木造住宅では「通気工法」が主流となっていますが、その通気工法に欠かせない「透湿防水シート」という物があります。水は通さずに湿気は通すという性質があるので、外壁材から侵入してきた水が壁の中に入り込むのを塞ぐと同時に、壁の内部の水蒸気を排出して壁内結露を発生させないという大切な役割を担っています。その透湿防水シートからの雨漏りが去年ぐらいから報告されているようです、その原因の一つが木材の防蟻処理材です。施工中にシートに付着してしまい、その部分が劣化して雨漏りの原因となるのです。対応としては、「適切な防蟻処理材を用いる」「防蟻処理材を用いない」「防蟻処理材が乾燥する前にシートを施工しない」「性能の良い透湿防水シート使う」という事があります。工事をされる方でもまだ認知されていない事もあるので、第3者がしっかりと監理する事が大切です。