2013.03.11

3月11日

震災から2年が経ちました。テレビをつければどの局も震災のニュースが流れています。ニュース映像を見ると今でも当時の記憶は蘇りますが、2年という月日は長いもので、自分の時間は常に変わり続けています。結婚もして、独立開業して、しっかりと自分のやりたい仕事もできています。恵まれた環境の中で、自分の身近な事ばかりに気を取られていましたが、震災地はまだまだ復興も進んでおらず、被災者の多くの時間はまだ当時のまま変わっていないのだと改めて感じます。人は安らげる空間と、日々変化する日常の中に幸せを感じられるのだと思います。街の瓦礫は大分綺麗になったようですが、まだ多くの方が寒く、音も筒抜けな仮設住宅での暮らしを強いられています。地域の核となる公共建築を再建する事も大切ですが、何より安心して暮らせる住環境を整える事が大切だと思います。