陶芸と暮らしと
知人の女性建築家にお誘いいただき、先月訪れた榛澤窯へ再訪いたしました。
前回、訪れたのは窯祭りのときでした。新緑に包まれながら山を越え、集落を横切り、竹薮を抜けた先にある近藤精宏さんのご自宅とアトリエと窯。茅葺屋根のご自宅の二間続きの和室と、同じく陶芸家である息子さんの新居に展示された、お二人の陶芸作品を鑑賞させていただきました。作品の美しさもさることながら、瑞浪の自然と一体となって存在する近藤さんご一家の暮らしの光景が脳裏に焼きついて離れませんでした。決して便利な生活ではないはずですが、むしろそういうものからあえて離れているような、とにかくかっこいい。胸を打たれる。憧れ。尊敬。うまく表せませんがそんな感じでした。
そして今回、再び訪れる機会を得ました。今回は精宏さんを囲んでお話を伺い、そして料理を持ち寄り囲炉裏端でワイワイしましょうという事で、夫婦で参加させていただきました。事前に参加者の連絡とメニューの分担があり、初対面の人生の先輩方に料理慣れしていない私の手料理を振舞うのかとドキドキしていましたが、しっかりと準備しなんとか思い通りの物を持って行く事ができました。
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