2016.11.02

漆塗りワークショップ 2日目 その2


チェアは黒く着色したかったので、まずは柿渋に黒い弁柄の粉を溶いたものを塗ります。柿渋を塗るのも実は初めての経験。臭いとは聞いていましたが、外で作業する分にはそれほど気になるものではありませんでした。脚の方は綺麗に塗れたのですが大事な座面の一部に磨き残しがあり柿渋をはじいてしまったので、夫は再び磨きの作業に。私は柿渋を塗って乾かした脚に生漆を塗ってふき取る「拭き漆」の作業に入りました。漆は皮膚に付くとかぶれるので、ビニール手袋と軍手を重ね、手首から肘まではニベアを塗って保護します。漆は髪の毛でできた刷毛で塗り、少し塗っては布で拭き取るという作業を繰り返します。そして室(むろ)とよばれる湿度と温度を高めた部屋に入れて乾かします。時間内に何とか全ての部分に漆を塗り終えることができました。必死すぎて他の方の作業を眺める余裕も有りませんでしたが、みなさんにチェアの出来栄えを褒められて嬉しかったです!乾かしたチェアは後日届けていただけるということで楽しみに待ちたいと思います。m